拝啓 加藤文太郎 兵庫縦断176K スピートハイク

拝啓 加藤文太郎 兵庫縦断176kスピードハイクに参加しました。

この大会は、新田次郎作「孤高の人」の主人公で、単独行で知られる加藤文太郎氏が、勤め先であった神戸和田岬から故郷の浜坂まで歩いたと言う逸話をもとに、自分達もその道のりを行って見ようという企画です。

この大会には、参加料は無料ですが、基本ガイドはいません。サポートもありません。参加者は事前に発行された地図をもとに、自身で地図読みをして進みます。
何かアクシデントがあっても、リタイアしても、基本的には自己完結です。

自身こういう大会での最長記録は112キロ(キャノンボールPOWERの部)が最長だったので、この距離を踏破できるのか試してみたく参戦しました。

実は、この大会に先駆け7月ごろより、試走会があり、自分はそれには、ほぼ参加してきました。また、ナイトランやナイトハイクの企画にも参加し
準備してきました。

9日10時兵庫駅に30名(女性2名を含む)ほどの参加者が集まりました。その後加藤文太郎氏が勤めていた三菱重工和田岬工場へ移動、ここが今回の大会のスタート地点になります。

12時ジャストにスタート。当初は集団で走行の予定でしたが、信号等もありほどなく3つほどの集団に。

自分自身も生まれ育った長田の商店街を懐かしさとともに駆け抜け、住宅街を抜け白川峠の坂をあがります。

白川峠から西神へ抜ける道を3名ほどの方と走りました。

まだまだ距離はこれからなので、走ったり歩いたりを繰り返します。

 ワイン城の辺りで私設のエイドが出されていると言われていたので、樽のモニュメントの辺りかなと思い、そちら側の歩道を走っていたのですが、逆の歩道でした。

そりゃ、あの場所でやっていたら怒られますよね。

コーラやフルーツを頂き、出発。時間は14:30ごろだったと思います。

ここまで予定どおりの時間です。

ちょうど、この時期はお祭りの時期なので、西区の各地でも神輿が出ています。
三木市に入り、市内に入るとさらに神輿が出ており、推奨コース上では移動できないと判断し、逆コースを走行しました。この辺りは地の利を活かせます。
 
そして、第1CPのローソン三木大村店に16:30到着。ここでも私設のエイドで飲料を頂き、ここから一人で出発。

推奨コースはこのまま大村坂越ですが、車道も狭く、歩道もないので大村駅から山陽道横、育が丘方面へ。安全には走行できたけど、おそらく後からCP1を通過した方と合流。5分~10分くらい多く掛かったと思うけどこの距離の中では大差ないでしょう。
 
そこから小野市内を通って加西市へ。小野市内では、夕闇が迫っていました。

加西市に入り、ルートはわかっているのですが、少し不安になり、地元の方に鶉野方面の道を確認。「車で乗せてあげましょうか?」と言われたのですが、さすがにそれは丁重にお断りしました。

鶉野の私設エイドでは、チキチキの面々がエイド開設。知った顔にほっとしました。

加西市のコンビニでおにぎりを食べスタート。その後、白川峠で一緒だった方と合流。

加西市内から福崎のCPまで、また歩きを入れながら、走行。思えば、ここであまり走らなかったので、あとにあまり響かなかったのかと思う。
 
22時第2CP福崎セブンイレブンに到着。
 
ルートを北上、少しコースを外れてしまったけど、そのまま北上。甘地駅から播但線沿いを走行。その途中、前方から塾のバスが走行してきたので、避けたのですが、溝に気付かず右足がはまってしまいました。ゲーターの下から血は滲んできていたけど、走行にさほど影響なしと思いそのまま走行。

そこから、生野高原に向かう途中のコンビニで補給。雨もひどくなってきたので雨対策。

生野の手前のドライブインで私設エイドがあり、飲料をいただきました。

また、その後のヨーデルの森で、ロールアウト加藤さんの私設エイドでトン汁を頂きました。


皆さん。遅くまでありがとうございました。

その後、豪雨の中、第3CPの生野ローソンに2:40分到着。

地元の応援の方に出迎えられました。生野ローソンからは、70号線の峠道でコンビニも何もないコースなので、和田山を抜けようと思い、走遊会の方に聞くとやはり大回りになるとの事なので推奨コースを行くことにしました。

途中のトンネルで濡れた服を着替え(深夜だったので通過した車は一台だったけどドライバーさんびっくりさせて御免なさい。)、走行開始。

70号線の真っ暗な峠道をひたすら上ります。斎神社前を通過。

ここを過ぎ暫くすると夜が明け始めました。

その後もランと歩きを繰り返し、やっとの思いで9:30関宮ローソンCPに到着。

朝ごはんを食べ再スタート。ループ橋下を通過します。ほとんど会話らしい会話もしていないので、心が折れそうになります。

但馬トンネル迂回路のトレイルを通過し、ハチ北道の駅前を通過。

この時、ケガしていていた右足に違和感があり、見ると足が腫れてきていました。

トレイルで調子に乗って走りすぎたようです。


途中で車両に乗ったエイドの方に飲料をいただき村岡ファームパークの施設エイドを目指します。

村岡エイドでは、サンドイッチとコーヒーを頂き、少しゆっくりしました。

その後、村岡トンネル迂回路の湿地帯を抜け、コインスナックふじ前を通過し柤岡方面へ。のはずだったのですが、小代方面へ大きくロストしてしまいました。
 
気付いた時には5キロくらい進んでいました。

何とかコースに復帰し、柤大池公園への村岡逆ルート。ここは全く走れませんでした。

柤岡のバス停に到着し、足裏に違和感があり、見てみると水膨れが出来ていました。

17:00第5CPの湯村ゴルフ場を通過。

その後、足の違和感を持ちながらも、走行しながら、湯村温泉へ向かいます。

湯村温泉足軽会のエイドでカップラーメンを頂きました。しばし、歓談し再スタート。

あとゴールまで10キロです。

この後が長かった。ついに足の痛みがピークを迎え、ほとんど走ることは出来ず歩いて一時間以上かかったと思います。

そして、20:13分ゴールへ到着。時間は32時間13分。順位は5位と言うことでした。

当初の計画では、ルートを試走の4つのパートに分け、平均して各8時間。計32時間で到着の予定だったので、計画どおりだったと思います。

今回、ガイド無しサポート無しの大会でしたが、私設エイドの方や地元の方に支えられ完走することができました。
本当に感謝しております。

またこの夏は試走会やナイトランで、少し強くなった気がします。
皆さん、ありがとうございました。

レザルト
参加者 29名
完走  15名
完走率 52%

  • 今回の装備-

ザック:SALOMON advancedskin 12L
ウェア:速乾性Tシャツ(2枚)、セパレートパンツ、アンダーパンツ、ゲーター、5本指ソックス(2枚)、超軽量ウィンドブレーカー(mont-bell)、キャップ
雨対策:パーカー(マウンテンハードウェア)
シューズ:HOKA Odyssey
保安用品:ヘッデン、ハンドライト、フラッシャ(ロードバイク用)、反射タスキ、熊鈴、予備乾電池
小物:タオル(大、小)、歯ブラシセット、耳栓
貴重品:財布、スマホ、予備バッテリー
医療品:絆創膏、痛み止、胃腸薬
着替え:帰り用Tシャツ、下着類



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